ハクリュー [編集]
No.148 タイプ:ドラゴン 通常特性:だっぴ(ターン終了時に1/3の確率で状態異常を回復する) 隠れ特性:ふしぎなうろこ(状態異常のときに防御が1.5倍になる) 体重 :16.5kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
能力比 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ハクリュー | 61 | 84 | 65 | 70 | 70 | 70 | 420 | だっぴ/ふしぎなうろこ |
(107) | (115) | (507) | ※きせきBD無振り換算 | |||||
(123) | (131) | (539) | ※きせきBD極振り換算 | |||||
カイリュー | 91 | 134 | 95 | 100 | 100 | 80 | 600 | せいしんりょく/マルチスケイル |
進化後とはタイプ・特性が異なり、しんかのきせき込みで物理・特殊両面で安定した耐久を得ることができる。
4倍弱点がなく特性「だっぴ」で状態異常に比較的強いため、耐久ポケモンとして適性があると言える。
とはいえ元の種族値が低いため、しんかのきせき+耐久特化してもポリゴン2のような圧倒的な硬さはない。
具体的には防御は特化でA特化ガブリアスのげきりんが低乱数1発。特防はH振りのみだとC252メガリザードンYのオーバーヒートが確2という程度。
「だっぴ」である程度カバーできるとは言え、ねむる以外に再生回復技を覚えないため安定性に欠け、相手に大きな隙を晒す可能性がある点もネック。
低火力な上に起点回避技もドラゴンテール程度しか無く、ドラゴン技に耐性を持つ鋼タイプや高耐久のみがわり持ちには容易に起点化を許してしまう。
現環境で台頭するフェアリー相手には打つ手がないこともあり、単純に耐久ポケモンとして運用するにはかなり問題点が多い。
また耐久型ならカイリューでも一応可能であり、あちらはでんじは+はねやすめのコンボにより耐性を変えつつ「マルチスケイル」を複数回発動させながら粘ることが可能。
差別化自体は出来ているとは言えハクリュー独自の強みは不確実な要素が強く、汎用性・実用性ともあまり高いとはいえない。
カイリューへの進化や他の優秀なしんかのきせき対応の耐久ポケモンを差し置いてまで、あえてきせきハクリューを採用する理由は乏しいというのが現状である。
なお、4倍弱点が無い点としんかのきせきによる耐久力、「だっぴ」による疑似状態異常回復を利用した積みエースも考えられるが、
カイリューとは技範囲・火力とも雲泥の差があり、一発耐えるだけならカイリューの「マルチスケイル」込みの耐久のほうが優秀。
A2段階↑ハクリューの火力がA1段階↑カイリュー以下である以上、耐久に努力値を振らないとどうあがいても劣化になるため、育成の際は注意。
BDSPで定数ダメージ技が没収。
ただし、今作はフェアリーの数も大幅に減ったので、ドラゴンテールを利用した麻痺撒きはやりやすくなった。
特性考察 [編集]
- だっぴ
- 積んで居座る際に脅威となる状態異常から回復できる。
ねむるからの早期復帰も狙えるため、素眠りとの相性も良い。
一方で確実性はなく、2ターン3ターンと経過しても特性が発動しないことも多々あるため博打気味。
この特性により状態異常に強いことが他の耐久ポケモンとの差別化点であるため、基本はこちらで確定。
- ふしぎなうろこ
- 隠れ特性。状態異常中に防御が1.5倍。無補正252振りなら211相当。
しかし、ふしぎなうろこを使う耐久型といえばミロカロスがいる。
ミロカロスなら相性の良いじこさいせいも覚えられるため、いかにタイプは違えど耐久型としての汎用性には雲泥の差がある。
素眠りとのコンボも考えられるが、眠っている間に起点化されるリスクは無視できず、差別化・汎用性いずれの観点でも基本候補外。
なお、かたやぶりで貫通される。
技考察 [編集]
型考察 [編集]
耐久型 [編集]
性格:わんぱくorしんちょう
特性:だっぴ
努力値:HB252 or HD252
持ち物:しんかのきせき
確定技:ねむる/ドラゴンテール
優先技:でんじは
選択攻撃技:だいもんじ/れいとうビーム/まきつく
選択補助技:ひかりのかべ/くろいきり/かげぶんしん
基本はでんじはで麻痺を撒き、交代読みドラゴンテールと合わせてダメージを蓄積させていく。
あらかじめ他のポケモンでステルスロックを撒いておくとより効果的。
回復技はねむるのみだが、運が良ければだっぴによりすぐに起きることができる。
どくどくを持たせればしんかのきせき持ちを筆頭とする耐久型対決に強くなるが、鋼・毒で容易に詰んでしまう。
ドラゴンテールは起点回避にも使える技だが、フェアリーには通らないため後続での対策は必須。
また深刻な火力不足により、A無振りの場合いかく無しの無振りギャラドスの身代わりすら低乱数でしか破壊できないので注意。
確実な起点回避技としてはみがわり貫通のくろいきりが有用と言える。
ひかりのかべを使うと等倍以下は勿論、不一致れいとうビームやめざめるパワー氷ぐらいなら十分耐えられるようになる。
ただし、ねむる+だっぴが上手く発動しないと起きる前に切れてしまう場合がある。
- 攻撃技について
- だいもんじ
- 無補正無振りだいもんじで特防特化ナットレイ?が確2。
同条件でH252振りハッサムが中乱数1。C52振りで確1。
ハクリュー自体マイナーなこともあって奇襲しやすい。どくどく耐久型にするならずぶとい(おだやか)にして採用するのもあり。
ドラゴンテールだけだとみがわり持ちの鋼タイプには容易に起点化されるため、その点でも有用。 - りゅうのいかり
- ちきゅうなげの50とりゅうのいかりの40の差は結構大きい。
HP164以上のポケモンのみがわりすら壊せず、半減したドラゴンタイプの技のほうがまだ威力があるため基本的に候補外。
対ハクリュー [編集]
- 注意すべき点
- 単ドラゴンでしんかのきせきが使えるので特化すれば固い。特性も防御系。
アタッカーより耐久型として運用されることが多い。
特性「だっぴ」により状態異常に強く、ねむるを覚えていることが多いため状態異常技は悪手。
耐久型ならドラゴンテールの所持率も高く、目の前で積むのは安定しない。
決定打が無いためカイリュー以上にでんじはの所持率も高い点は意識しておこう。
- 対策方法
- 見せ合いの時点でフェアリー、こおりが居れば選出されにくい。
攻撃手段はりゅうのまい+げきりん、どくどく、まひるみ位しかない。
ちょうはつしてしまうかドラゴンテールでみがわりが壊れない状況なら完全に無力化する。
しんかのきせきの関係上そこそこ硬いが、回復技もねむる+だっぴ頼りなので隙も発生しやすく安定性に欠ける。
低火力で遂行速度が遅いため、テッカグヤ?・ナットレイ?などでやどりぎのタネを打てばいずれハクリュー側がジリ貧になる。
火力は低い部類なので、りゅうのまいを積まれない限り壊滅はしないはず。
アタッカー型ならそれこそカイリューの劣化なので、一般的なドラゴンに対する対策がきちんとできていれば問題なく対処できる。