マタドガス - ポケモン対戦考察まとめWiki|LEGENDS アルセウス

マタドガス [編集]

No.110 タイプ:どく
特性:ふゆう(地面タイプの技を受けない)
体重:9.5kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
ポケモンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
マタドガス6590120857060490ふゆう

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)エスパー/じめん
いまひとつ(1/2)くさ/かくとう/どく/むし/フェアリー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性ふゆうにより、じめん無効


特性ふゆうにより実質弱点はエスパーのみ。
特防は低いものの、独自の耐性と高い防御力・おにびの習得が噛合い、物理には滅法強い。

しかし、HPが低いため、特化時の物理耐久指数は32508と並より硬い程度に伸び悩む。(一般的に硬いとされるクレセリアが特化指数42903)。
基本的には火傷ありきの耐久であり、おにびが通用しない物理の相手はできない。
そもそも高速再生回復技を覚えないことから純粋な受け型としては機能せず、流すのが精一杯である。
種族値に無駄が多く低火力なため、流し先に大きな負担を掛ける手段も少なく起点にされやすい。
低速ゆえ要のおにびも後手になりがちなので体力管理が難しく、一筋縄ではいかない玄人向けのポケモンと言える。

最大の天敵はヒードラン。毒・火傷・毒技・炎技無効、だいばくはつ半減のため後出しから簡単に起点にされる。
めざめるパワー地面もC無振りだとH振りに確定3発なため、せいぜいみがわりを壊すのが精一杯。相手パーティに居た場合は選出を控えるのが無難である。

マンムーなどの役割対象も依然として採用率が高く、環境メタとして適合している部分も存在している。
今後も相手を選んで戦うことで十分な活躍が見込めるだろう。



特性考察 [編集]

ふゆう
毒の弱点である地面を無効化できるため、実質弱点は超のみという優秀な耐性を得る。
この独自の耐性がマタドガスの貴重なアイデンティティとなっているため、特定のポケモンとの差別化を意識する必要はないといえる。
各種フィールドの恩恵は得られないが、エレキ・ミストフィールド中でもねむるが使えるのは利点。
かがくへんかガス
場にいる全てのポケモンの大半の特性を無効化する、非常に影響力の大きい特性。主にダブルバトルで相手の特性を消して弱体化しつつ、味方のケッキングレジギガスなどのデメリット特性を無効化する為に使われる。
あくしゅう
低速のため怯みを狙える場面自体が少なく、そもそも他二つの特性が強力すぎるため採用理由は薄い。

技考察 [編集]

攻撃技タイプ威力命中効果解説
ヘドロばくだん90(135)100毒30%安定した一致技。毒での追加ダメージも期待できる。
ヘドロウェーブ95(142)100毒10%一致技。やや威力が高く、おにびの邪魔をしにくいというメリットも。剣盾技レコード。
ゲップ120(180)90-高威力だがきのみを消費する必要がある。
クリアスモッグ50(75)必中相手の能力変化を戻す相手の積み技を無効化でき、毒技無効の鋼には炎技が刺さる。
また、ミミッキュ?に積みを許すことなくばけのかわを剥がすこともできる。
ただし低威力なためみがわりを壊せないことも多く、ヒードランにはやはり無力。
だいもんじ11085火傷10%はがね対策。威力・範囲も優秀だが命中とPPが不安。
かえんほうしゃ90100火傷10%命中安定でPPも多いがが威力は控えめ。
10まんボルト90100麻痺10%地面以外に通るサブウェポン。みがわりギャラドスへの対策を重視する場合に採用。
かみなり11070麻痺30%威力は十分だが命中不安なので採用は稀。雨パを強く意識するなら。
まとわりつく20100相手拘束スリップダメージと有利な相手のキャッチに。第6・7世代技マシン。
シャドーボール80100特防↓20%毒半減のゴーストや呼びやすいエスパーへのけん制に。
あくのはどう80100怯み20%シャドーボールと選択。無に通るがサーナイトエルレイドに等倍。
だいばくはつ250100自分瀕死散り際に使いたいが足が遅いので難しい。
変化技タイプ命中備考
おにび85毒タイプで覚えるのはマタドガスとゲンガーエンニュート?のみ。命中に不安はあるが、
当てれば物理型ポケモンを機能停止に追い込める。炎タイプや特性こんじょうに注意。
どくどく必中毒タイプなので必中。高耐久相手に。
どくびし-サポート用。剣盾技レコード。過去作タマゴ技。
ちょうはつ100耐久ポケモンや積み技を封じる。
おきみやげ100後続へのサポートに。
みちづれ-遅いので決まりにくいが、相手の攻撃を躊躇させることはできる。
たくわえる-タマゴ技。耐久力強化。限度は3回まで。
のろい-タマゴ技。攻撃防御強化。すばやさ低下は気にならない。
どくづきなどは覚えないが、ジャイロボールを習得する。
ねむる-積んだ後の回復手段として。カゴのみを持たせて。
いたみわけ-タマゴ技。回復手段兼ダメージ源として。HPが低いのでそれなりの効果は見込める。
くろいきり-みがわり貫通の積み技対策。たくわえるとの相性は悪い。

型考察 [編集]

物理流し基本型 [編集]

特性:ふゆう
性格:ずぶとい
努力値:H252,B252をベースにS調整
持ち物:くろいヘドロ/ゴツゴツメット/ノーマル(コオリ)Z
確定技:おにび
優先技:クリアスモッグ/いたみわけ
選択攻撃技:だいもんじorかえんほうしゃ/まとわりつく/ヘドロばくだんorヘドロウェーブ/10まんボルトorかみなり/だいばくはつ
選択補助技:ちょうはつ/たくわえる/くろいきり/おきみやげ/みちづれ

マタドガスの基本となる型。
主に地面タイプや、エスパー技を持たない広範囲中火力の物理ATに後出しして流す。
流し先にはおにびや削れた状態からいたみわけを撃って負担をかける。

持ち物は回復技の乏しさを補うくろいヘドロ、役割遂行を早めるゴツゴツメット、たくわえるかくろいきりをZワザにするためのノーマルorコオリZあたり。
高い物理流し性能を持つ反面苦手な相手もはっきりしているため、長く居座ることは少ない。
耐久値や回復ソースに余裕がないこともあり、長期戦を見込んだくろいヘドロがPGLでは最も人気がある。

攻撃技はクリアスモッグがあればミミッキュ?のつるぎのまいをリセットしつつばけのかわをはがせる。
ミミッキュメタ(詳細後述)として明確な採用理由が見いだせるほか、その他の積みエースにも抑止力となり得るため、優先的に採用したい。
その他の攻撃技としてはクリアスモッグとの相性も考え、ヒードラン以外の鋼への有効打になる炎技が欲しい。

+  対ミミッキュ詳細
型サンプル
持ち物:くろいヘドロ(orゴツゴツメット)
努力値:ずぶといH252-B252-S4
技構成:おにび/クリアスモッグ/いたみわけ/だいもんじ

他の構成もいくつか使ったが汎用性ではこれが一番。
Zたくわえるは流されやすい性質上居座るタイミングが無く、技スペースが一つ埋まる関係でダメージソースも乏しくなる。
ゴツゴツメットはランドロスのとんぼがえりに対してリスクを付けたい場合の選択肢。
個人的にはいたみわけとのシナジーも考えると、くろいヘドロの回復ソースはやはり捨てがたい。

対マタドガス [編集]

注意すべき点
高い物理耐久と優秀な耐性を併せ持つ。
ふゆうのおかげで弱点が特殊アタッカーの多いエスパーだけなので、対物理アタッカー性能は高い。
おにび、いたみわけ等の技を駆使してジワジワと相手を削りながら立ち回って来る。
炎技を覚えるため鋼相手でも止まらない。
クリアスモッグやだいばくはつ、くろいきり、おきみやげなど、起点回避技もいくつか習得する。
対策方法
対物理性能は優秀だが、特殊耐久には難がある。
上から抜群の特殊エスパー技、あるいは高火力の一致等倍特殊技で致命傷を負わせられる。
また、鈍足であるため上を取ってちょうはつやみがわりを使えば、ほぼ機能停止させられる。
ヒードランを対面させると、どくどくとおにびが無効な上マタドガス側からの有効打はほとんど無いので確実に退かせることができる。
フィールドで状態異常を無効化するカプ・レヒレ?を場に出せば何もできなくなるため、後続で起点化することも容易である。
みがわり+積み技持ちなら状態異常とクリアスモッグ・だいばくはつ・おきみやげも対策しつつ起点にできるが、くろいきりには注意。