ビーダル [編集]
No.400 タイプ:ノーマル/みず 通常特性:たんじゅん(能力変化が通常の2倍で起こる) てんねん(相手の能力変化を無視する) 隠れ特性:ムラっけ(毎ターンHP以外の能力+命中率+回避率のどれか1つが2段階上がりどれか1つが1段階下がる) 体重 :31.5kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
ムラっけ | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 | 特徴 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ビーダル | 79 | 85 | 60 | 55 | 60 | 71 | 410 | たんじゅん/てんねん/ムラっけ | 固有耐性、一致ねっとう、いかりのまえば、ステルスロック | |
オニゴーリ | 80 | 80 | 80 | 80 | 80 | 80 | 480 | せいしんりょく/アイスボディ/ムラっけ | ムラっけ最高の耐久かつ最速、一致こおりのいぶき、一致ぜったいれいど | |
オクタン | 75 | 105 | 75 | 105 | 75 | 45 | 480 | きゅうばん/スナイパー/ムラっけ | ムラっけ最高の攻撃・特攻、豊富な攻撃技、耐性優秀、一致ねっとう、連続技 | |
ドーブル | 55 | 20 | 35 | 20 | 45 | 75 | 250 | マイペース/テクニシャン/ムラっけ | ムラっけと相性の良い全ての技を習得可能 |
第四世代の序盤ノーマル枠。唯一のノーマル×みず複合。
種族値は控えめだが特性が全て能力変化に関係するという大きな個性を持つ。
特にたんじゅん、ムラっけによる爆発力の高さは魅力的。
第八世代では、ムラっけによる能力変化から命中率、回避率が削除。
回避戦術を狙う場合はたんじゅん+再習得したかげぶんしんを使うことになる。
一方、おんがえし、アクアブレイク、どくどくといった相性の良い技が結構な数剥奪されている。
幸い他の変化技は概ね残っており、また第五世代以降の強力なゴーストやくさが不在なのも追い風。
特性考察 [編集]
- てんねん
- てんねんのポケモンは基本的に積んでくる相手に出すのが一般的だが、受けをこなせるほどの耐久がない。
再生回復技も無いため、ゴースト耐性を活かせない限りヌオーやナマコブシ?の劣化気味。
相手の攻撃・特攻ダウンも無視してしまうので注意。いばるとの相性は良い。
かたやぶり持ちの能力変化は無視できない。
- ムラっけ
- 隠れ特性。ムラっけ持ちの中では比較的耐性は優秀。
運が絡むが、まもる→タスキ→まもるで6段階アップは可能。
オニゴーリと違い急所技や一撃必殺はないが、削りが一定のいかりのまえばやスリップダメージの狙えるねっとう、
S操作のでんじは・こごえるかぜ、サイクルに貢献できるステルスロックなど相性の良い技は豊富。
ただしトレースには注意。
技考察 [編集]
型考察 [編集]
ムラっけ型 [編集]
特性:ムラっけ
性格:おくびょう/ようき/ずぶとい/しんちょう/のんき/なまいき
努力値:H252 BorD252
持ち物:たべのこし/オボンのみ/カゴのみ/きあいのタスキ
確定技:水技(ねっとうorたきのぼりorアクアテールorなみのりorダイビング)/まもる
物理技:おんがえし/でんこうせっか/アクアジェット/かみくだく
特殊技:10まんボルトorかみなりorチャージビーム/れいとうビームorふぶき
変化技:みがわり/どくどく/ねむる/あくび/でんじは
水+ノーマル技で多くの相手に等倍がとれる。
特性の性質上、物理技・特殊技を両方入れた方が能力変化がムダになりにくく、また一方が下がった場合も対応しやすい。
止まりにくさを重視するなら電気・氷技やかみくだく等のサブウェポンも候補。
基本的に「まもる」を1ターンごとに使用し特性で能力をあげる。
相手の攻撃を耐えるなら「まもる」→耐える→「まもる」で3回の発動機会が得られる。
命中率以外なら何が上がってもメリット。
逆に下がってデメリットとなるのは相手の攻撃技の防御(物理なら防御、特殊なら特防)、
相手に有効な自分の攻撃技が参照する攻撃or特殊。
素早さはでんじはや先制技で補える。命中率も1段階下降ならば気にすることもない。
相手ポケモン1体を倒せば、倒したそのターン(+「まもる」)分だけ特性を発動できる。
うまく攻撃or特攻と素早さの上昇に偏ればかなりの突破力を発揮できる。
- 素早さ目安
- 以下は素早さ無補正4振りで計算。
素早さに最低4は振っておいた方がよい。素早さ無振りでは70族の4~12振りにも対応できない。
実数値 抜ける対象 無補正 92 無振り71族 1段階UP 138 最速73族 2段階UP 184 最速115族、最速スカーフ59族 3段階UP 230 準速フェローチェ?、最速スカーフ87族、準速スカーフ101族 4段階UP 276 最速スカーフ115族、準速すいすいキングドラ
12振れば3段階UPで準速ガブリアス@スカーフを抜ける。
20振れば4段階UPで準速すなかきドリュウズ?も抜ける。
- 火力目安
- 攻撃特攻無補正無振りで計算。
- おんがえし
でんこうせっかを絡めると攻撃2段階でも処理できる相手は多い。
攻撃2段階+素早さ2段階だけでは少し厳しい。+1ランクは欲しい。
- たきのぼり
命中率ダウン、素早さアップを考えると水物理は「たきのぼり」安定。
並の耐久の2倍弱点ならば攻撃3段階UP+素早さ2段階以上あれば戦える。
- なみのり
特殊メインウェポン。
こちらも特攻3段階UP+素早さ2段階以上は欲しい。
たんじゅん型 [編集]
のろい型 [編集]
特性:たんじゅん
性格:いじっぱりorしんちょう
努力値:H252 AorD252
持ち物:たべのこし/カゴのみ/オボンのみ
確定技:たきのぼりorアクアテール/のろい
攻撃技:でんこうせっかorアクアジェット/かみくだく/いかりのまえば
変化技:ねむる/ドわすれ/かげぶんしん/ちょうはつ/つるぎのまい
のろいを積んで火力と耐久を強化する型。
タイプ一致の水+ノーマルで多くの相手に等倍がとれる。
更に7世代ではかみくだくを習得したので、一致技半減以下のブルンゲル?や草/ゴーストも突破しやすくなった。
つるぎのまい抜きエース型 [編集]
特性:たんじゅん
性格:いじっぱり
努力値:A252 HorS252
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/カムラのみ
確定技:つるぎのまい/アクアジェット
変化技:でんこうせっか/すてみタックル/たきのぼり/かみくだく
つるぎのまいとアクアジェットを生かしたエース型。
はらだいこほどでは無いがA4段階上昇は魅力的で、HPを削らずに出せるのは強み。
ただし、元の火力が高くないため積みに成功してもマリルリのような火力は出ず、鈍足なため先制技以外を相手に打ち込むのは難しい。また、いかくでAが2段階下がってしまうのも課題点。
【ダブル】いばキー型 [編集]
特性:たんじゅん
性格:ようき/いじっぱり
努力値:HS252〜HA252
持ち物:キーのみ
確定技:アクアジェット/でんこうせっか
変化技:すてみタックル/たきのぼり/かみくだく
たんじゅんによりいばキーの効果がより大きくなる。たんじゅん持ちでは最大のA実数値を持つ。
似た戦法を採れる多くの物理アタッカーやせいぎのこころテラキオン?などのライバルの存在が課題。
いばみが型 [編集]
特性:てんねん
性格:ずぶとい/しんちょう/わんぱく/おだやか
努力値:H252 BorD252
持ち物:たべのこし/オボンのみ
確定技:いばる/みがわり
変化技:どくどく/ねむる/でんじは/いかりのまえば
てんねんを活かしていばみがをしかける。
物理相手にも低リスクだが、耐久・素早さともに低水準なので厳しいか。
いばるの命中率低下・混乱の自傷率低下も痛い。
サポート型 [編集]
特性:ムラっけ
性格:ようき/おくびょう
努力値:S252 HorAorC252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:あくび/ステルスロック
選択技:たきのぼり/アクアジェット/おんがえし/とっておき/じならし/こごえるかぜ/いかりのまえば/ちょうはつ/まもる
先発に繰り出し、あくびによる起点作りやステルスロックによる場作りをする型。
見せ合い時に読まれにくい上、ムラっけによる能力上昇により、
相手に早急な対策を強いるのであくびのPP切れまで交代で回されにくい。
あくびとステルスロックに限れば必中のため、ムラっけにより命中がダウンしても影響が小さい。
また、ムラっけの引きがよければ理不尽な抜きエースに化けるため、そこを重視するならAorC振り。
アクアジェットを採用することにより、相手のタスキやばけのかわを強引に剥がしにいける。
タイプ相性でかげうち無効なので、タスキで耐えた後でもばけのかわ剥がしにはかなり有効。
サポート型でも採用の価値はある。
対ビーダル [編集]
- 注意すべき点
- たんじゅん+積み技、ムラっけ+まもるで爆発的に能力が上がる。
一致技の等倍範囲が広いため受けにくく、4倍弱点が無いため落としにくい。
あくびやでんじは、いかりのまえば等の嫌がらせも。
- 対策方法
- ちょうはつなどで補助技を防ぐ。ムラっけで守られたとしても不利になるわけではない。
耐久特化していることがほとんどなので初期の決定力は低い。
対面しているポケモンで落とせないなら一致弱点を突けるポケモンを交代出しして一気に落とす。
時間を与えるとたんじゅん型やムラっけ型が大幅強化されるため、高火力のアタッカーで速攻したい。
居座ることが多いのでほえるやドラゴンテールも有効な場合が多い。